持っています お勧め度
★★★★★【目次】第1章 「いじめ」は解決できる―雄二君(仮名)の相談事例から
第2章 大人に見えない残酷な「いじめ」
1. メールで噂話をばらまく―「エンコーしてる」と噂を流されたSちゃん
2. 本人ではなく、家族を中傷する―家族の偽写真をメールで流されたIちゃん
3. いじめの「ON」と「OFF」を使いわける―「今日は、例のあの日」を繰り返されたK君
4. 共犯関係を演出し金銭要求する―「一緒に遊ぶ金だろ?」とお金を要求され続けたT君
5. 女の子同士で徹底して恥をかかせる―下着を貼り出されたYちゃん
6. 「汚い」「醜い」というイメージを植えつける―毎日給食を食べられなかったR君
7. 発覚しない小さな暴力を繰り返す―コンパスで背中を刺され続けたO君
8. 完全否定の「なんで?」を繰り返す―「なんで生きてるの?」と言い続けられたTちゃん
9. 奴隷にしてしまう―万引きから援助交際まで、命令され続けたIちゃん
第3章 なぜクラス全員が加害者になるのか?
第4章 「いじめ」を解決するための実践ルール―親にできること、すべきこと、絶対してはならないこと
第5章 「いじめ」に気づくチェックリスト
【著者紹介】山脇由貴子(やまわき・ゆきこ)
1969年東京生まれ。
横浜市立大学心理学専攻卒。
現在、東京都児童相談センター・心理司。
年間100家族以上の相談や治療を受け持つ。
ストリートチルドレンの急増するベトナム政府から依頼を受け、児童相談所のスタッフ養成のための講演を行うなど、国内外を問わず幅広く活躍。また、新聞や雑誌への寄稿を通し、臨床現場の生の声を発信し続ける、いまもっとも注目される若手臨床家。
著書に
『
あの子が部屋から出てこないのはどうしてだろう?』
『
子育てをしない男には女のスゴサがわからない』(ともにポプラ社)、
『
出会いを求める少女たち―子どものこころカウンセリング』(信山社)、
『
モンスターペアレントの正体―クレーマー化する親たち (シリーズCura)』(中央法規出版)、
『
あなたのまわりのあぶない人たち』(大和書房)、
共著に『児童虐待と現代の家族―実態の把握・診断と今後の課題』(信山社)がある。
【mommyのコメント】子どもの世界で、いったい何が起こっているのか?
今や「いじめ」は地獄の心理ゲームとも言われています。
大人がしなければならないことを具体的に、ズバリ提示している本書は、いじめに関心のある人も、ない人にも、とにかく読んでいただきたい一冊です。
「これほどの事例は、身の周りでは起きていない」
最初はそう思うかも知れません。
わが子がいじめの被害者と知った私ですらそうでした。
しかし、読み進めるうちに涙が止まらなくなりました。
大なり小なり、実際にいじめの被害にあっているお子さんを持つ親御さん、そしていじめの被害者である子どもが身近にいる全ての人は、第4章を常に深く心に留めておかなければならないと思います。
そしていじめの被害者である子どもが身近にいる大人は、詳しい事情もわからず、絶対にしてはいけないことを良かれと思って無意識の内にしてしまうことがあります。
しかし、それはいじめられている子どもにとっては、2次的・3次的ないじめとなるのです。
私自身も深く肝に銘じたいと思います。
そして、また全ての親が第5章のチェック・リストを一人一人の子どもについて、定期的にチェックする必要があると思います。
我が家の場合は、陰でいじめが深く進行する前に、暴力事件が明るみになりましたが(、いつ・どのような形で陰湿ないじめが始まっているのかは、親にはわからないのですから。
チェック・リストに○がいくつかつくようでしたら、様子を見ようというような甘い考えは捨て、お子さんの命を守るために、早急に対策を取りましょう!!
子どもを守ることができるのは、親だけです。